2020年2月24日の「NHKうまいッ!~生でも甘い!エグミなし!大山ブロッコリー~鳥取・大山町~」では、ブロッコリーを食べきる超簡単料理と大山ブロッコリーのおいしさの秘密に迫ります。
ブロッコリーを生で食べたことってありますか?エグミが強いんじゃない?
いえいえ、大山町のブロッコリーは生でも甘いんです!その秘密は、山陰地方の冬の時期の冷たい風にありました。
大山ブロッコリーを使ったお手軽料理「ブロッこんぶ」
ご飯のおかずにも、おつまみにもなる超簡単レシピを大山ブロッコリー研究会の方に教えていただきました。
レンチンで簡単!ブロッこんぶ
- 一口大のつぼみと茎を耐熱性ポリ袋に入れて、600W のレンジで3分間加熱します。
※このとき、空気穴をあけておきましょう - ごま油と塩昆布を加えて、あえるだけで完成です!
ブロッコリーの天ぷら
農家の奥さんに、ブロッコリーを使ってできる簡単な料理を教えてもらいました。
- ブロッコリーの茎は、皮をむいておきます。包丁の刃を茎と平行にしてブロッコリーの皮をむいていきます。
- 茎は乱切り、つぼみは一口大に切ります。
- 衣をつけて、170℃の油で揚げます。
- つぼみは1分半、茎は2分揚げるのがポイント。食感を生かす工夫ですね。
緑色があざやかで、キレイ!揚げると甘みが増します!
ブロッコリー本来の味をしっかり味わうには、ぴったりの料理ですね。
ブロッコリーの皮のきんぴら
- むいてできたブロッコリーの皮はきんぴらにすれば、食べられます
- 繊維に対して、斜めに切るのがポイント
- 食感を残しつつ、食べやすくなります
大山ブロッコリーに認められたGIマークって?
大山ブロッコリーは、GIマーク:日本地理的表示(Japan Geographical Indication)を取得しています。これは、農林水産省が認めた地域ブランドの証。
例えば、夕張メロンとか、神戸ビーフなど。
大山ブロッコリーはブロッコリーとしては唯一登録されてる地域ブランドなんです!
大山ブロッコリーのエリート!きらきらみどり
きらきらみどりは、大山ブロッコリーの中でも厳しい検査に合格したものだけ。硝酸イオンを検査して2,000ppm以下のものだけがきらきらみどりとして出荷を許されているという、まさにエリート!
今回の食材ハンター、松井絵里奈さんはブロッコリー農家を訪ねて、ブロッコリーの秘密を探っていきます。
その秘密とは、土。
黒ボク土というやわらかくて、根が張りやすく水はけもいい土に秘密がありました。
有機質の肥料を使うことで、生でもエグミが少なく、甘いブロッコリーになるのです。有機質の肥料はカニの殻、魚かす、ひまし油かすなど。
ブロッコリーは土に含まれる硝酸イオンをアミノ酸などに合成して、成長します。ところが、硝酸イオンを必要以上に吸収すると、アミノ酸に合成されずに硝酸イオンが残ってしまいます。
そこで、有機肥料を使うことで硝酸イオンの吸収をゆっくりにして、エグミの少ないブロッコリーになる、というわけです。
また、冬の時期の冷たい風によって、寒さから身を守るために糖を増やそうとしてブロッコリーがいっそう甘くなるんですね。
ブロッコリー収穫にもワザが!
おいしいブロッコリーを味わうには、収穫時期の見極めが大切。
厚みがしっかりしたドーム型のブロッコリーを目で見てつかんで、一瞬で判断する農家さんのスゴ技が光ります。
そして、収穫したらブロッコリーに水をジャバジャバとかけます。これは、冷たい水をかけて温度を下げ、ブロッコリーの呼吸を抑えるためです。
また、極小の穴が開いたフィルムで包むことで呼吸を抑え、新鮮な状態でブロッコリーを出荷できるのです。
ブロッコリーは栄養パワーもスゴイ!
ブロッコリーに含まれる栄養素は、β-カロテン、ビタミンC、葉酸、カリウム、カルシウム、食物繊維などたくさん含まれています。
なかでも注目は、スルフォラファンです。抗がん作用、肝機能改善に効果があるとされていますが、熱に弱いのでスルフォラファンをとるには生食がおススメ。
ブロッコリーは生で食べれる?お手軽「ブロッこんぶ」まとめ
ブロッコリーの芯は甘くておいしいので大好きですが、皮は今まで捨ててました。きんぴらにすれば、食べられたんですね。
ブロッコリーは本当に、捨てるところがありません。そのうえ、生でも食べられるなんてお手軽で、しかも栄養豊富!まさに、野菜のエリートですね。
生で食べるときは、しっかりと水洗いして表面についた汚れを落としてから食べるようにしましょう。
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