シソは風味がよく、料理のアクセントに欠かせない食材です。青ジソは6月から10月ごろが旬とされていますが、1年を通してスーパーなどで手に入れることができます。でも、買ったシソがすぐにシナシナになってしまう…そんなお悩みありませんか?シソを長持ちさせるコツや、鮮度を保つ保存方法を解説します。シソを無駄にすることなく、美味しく使い切りましょう。
シソの風味を逃さない!賢い保存方法
■冷蔵保存
冷蔵保存の場合、2週間以内に使い切るのが目安です。少量ずつ使うことの多いシソは、傷まないように保存したいですね。
買ってきてすぐ、新鮮な状態のうちに処理しておきましょう。
- キッチンペーパーで包む
軽く湿らせたキッチンペーパーでシソを包みます。1枚ずつ包む必要はなく、重なった状態で保存します。
その上からラップでそっと包みます。
- ビンまたはコップに立てて保存
茎の先端を1~2㎜くらいカットします。カットしたらすぐに水に漬けましょう。できれば、水をはったボールなどで水きりをするとよいです。
水きり:切り口の少し上を水中で切ること。これにより、切り口の乾燥を防ぎ、水を吸い上げやすくなります
シソを立たせても先端が出ないぐらいの大きさのビンやコップを用意します。1~2㎜ぐらいの深さの水を入れ、葉が水につからないようにして立てて保存します。これは、葉が水につかっていると傷んでしまうためです。
蓋をするか、ラップをかけて、冷蔵庫の野菜室で保存します。3日に1度は水を取り替えておきましょう。
冷蔵庫の奥の方で保存すると凍ってしまうことがあるので、野菜室で保存するとよいでしょう。
保存期間の目安は約10日~2週間です。
■冷凍保存
- 1枚ずつラップで包み、フリーザーバックなどに入れて冷凍保存
- 千切りやみじん切りなど、使いやすい大きさにカット
フリーザーバックなどに入れて冷凍保存します。
新鮮なシソ(大葉)選びのコツは?
シソを無駄なく使い切るには、購入時の選び方にもポイントがあります。いくらがんばって保存しても、買ってきたシソの鮮度が悪いと、長く保存することができません。
新鮮なシソの選び方を覚えておきましょう♪
シソと大葉はちがうの?香りのもとは何?
シソには青ジソ、赤ジソなどいろいろな種類がありますが、大葉はそのうちの青ジソの葉の部分のみを指す呼び名です。
刺身の薬味などに使われる芽じそと区別するために、葉の部分を大葉と呼んで販売するようになったのがきっかけです。
■シソの香り成分
シソの香りの主成分はぺリルアルデヒドで茎や花穂など全体に含まれています。そのほか、リモネン、ピネンなどが香り成分として含まれています。
葉の裏側に香りの主成分があるので、裏側を強くこすらないようにしてくださいね。
シソを切るときは、葉の裏側をまな板に押し付けないように、葉の裏側が表になるように切ります。なるべくまな板と接触しないように切りましょう。
千切りにする場合は、葉の裏側を表にして何枚か重ね、クルクルと丸めて切ると良いですよ♪
シナシナになったシソを復活させる方法
氷水をはったボールなどに葉全体を10分程度浸します。ピンとしてきたら、水から引きあげ、水分をキッチンペーパーなどでふき取っておきます。
シソ(大葉)の活用レシピ
シソが大量にあるとき、冷蔵や冷凍もいいけれど、一気に使ってしまいたい!
そんなときは、パスタやトマト、モッツアレラに合わせてもおいしい、大葉ジェノベーゼソースがおススメ!
レシピはコチラを参考にしてみてくださいね。
シソ(大葉)の保存方法・長持ちさせるコツまとめ
香りのアクセントに欠かせない料理の名脇役ですが、使うのは少量のことが多いシソ(大葉)。せっかくなら最後まで使い切りたいですよね。
- 冷蔵保存:ぬれたペーパータオルに包んで保存、または水を少量入れたビンに立てて保存
- 冷凍保存:1枚ずつ、または使いやすい大きさにカットしてフリーザーバックなどに入れて保存
保存方法や長持ちさせるコツを知って、上手に食べきりましょう!
ちなみにシソの生産量日本一は愛知県です。