ビタミンCや食物繊維が豊富で、独特の苦味が特徴の夏野菜といえばゴーヤーですね。
ゴーヤーのわたと種って、調理するときどうしていますか?
ワタと種ってじつは、食べられると知って、ビックリ!
2020年7月21日、「NHKあさイチ」で紹介された、「ゴーヤーのヒラヤーチー」のレシピとゴーヤーの苦味を和らげる方法をお伝えします。
わたごとで栄養豊富!ゴーヤーのヒラヤーチー
ヒラヤーチーとは、沖縄の家庭料理で「平焼き」のこと。沖縄版お好み焼きですね。
ゴーヤーのひらやーちーの作り方
材料(1枚分)
- ゴーヤー 130g(中ぐらいの大きさのもの半分ぐらい)
- 卵・・・1個
- 小麦粉・・・150g(200mlの計量カップで約1.5カップ)
- 水・・・200ml
- 塩・・・小さじ1
- サラダ油・・・適量
作り方
- ゴーヤーをワタごと千切りにします
※口当たりが気になる場合は、タネを取り除きます
※ワタは苦くないので、取り除かなくても大丈夫です - ボールに卵、小麦粉、水、塩を入れて混ぜあわせたら、千切りにしたゴーヤーを加えます
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、混ぜあわせた生地を入れます
- 両面に焼き目がつくまで焼いたら、完成です
ゴーヤーの苦味をおさえるには?
ビタミンCと食物繊維が豊富で、カリウムもたっぷり含まれています。夏バテ防止にピッタリの食材ですが、あの独特の苦味が気になる場合がありますね。
ビタミンCは水溶性で熱に弱いのですが、ゴーヤーに含まれるビタミンCは加熱によって壊れにくい性質があります。
ゴーヤーの苦み成分は、「モモルデシン」という物質です。胃粘膜を保護し、胃液の分泌を促して消化を助けてくれます。
食べすぎると、胃液分泌過剰になってしまいますので、注意しましょう。
下ごしらえで苦味をとる
- 塩もみする
- 塩と砂糖でもむ
- 湯通しする
よくレシピを見ていると、ゴーヤーの下ごしらえでわたとタネをとりのぞきましょうとありますが、実際食べてみるとそんなに苦くありません。むしろ、外側の緑色のつぶつぶの方が苦いです。
気になる苦味をとるために、長時間水につけたり、ゆでたりすると栄養成分が流れ出てしまいます。ゆでるときは、短時間で火を通すようにしましょう。
調理方法で苦味を和らげる
- 油で炒める
- 味付けを濃くする
- 薄切りにする
苦味を取り除くというより、苦味を和らげる方法です。味付けが濃いと苦味を感じにくく、また薄切りにした方が苦味が和らぎます。
とくに、かつおぶしをかけると苦味をおさえられて、うまみもあるので、たっぷり加えるといいですね。
ゴーヤーのひらやーちーレシピまとめ
ゴーヤーのわたには、なんと果肉の約3倍ものビタミンCが含まれています。(宮崎県食品開発センターによる研究)
ゴーヤーのわたは今まで食べられないと思って捨てていました。もったいない!
ゴーヤーのひらやーちーはわたごとそのまま使って食べるので、栄養を丸ごといただけます。
苦味もほとんど気になりませんでした。まだ、苦いという場合はかつおの削り節を入れてみるといいかもしれませんね。
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