やりたくない！PTA役員って本当に大変なの？上手な付き合い方とは

この記事では、PTA役員の仕事内容や、あたってしまったときの心構えについて書いていきます。

PTA役員決めの季節って、憂うつになっちゃう人が多いですよね。

人前で話すのは苦手、人間関係が面倒くさそう、仕事や家事で忙しいのに時間を取られたくない、などなど、理由は人それぞれですが、子どもを持つ親が抱える悩みのひとつですね。

でも、PTAの仕事といってもさまざま。幼稚園、小学校、中学校と引き受けたPTA役員の経験を通して、PTAのナゾをお伝えします。

PTA役員決め

地域や学校によって、決める時期やルールはさまざまですが、毎年この時期が来ると、親たちはソワソワします。

「もう、やった？」「うちはまだだから、ドキドキしちゃう。」

こんな会話があちこちで聞かれるようになります。

「できれば、PTA役員はやりたくない」

これが、本音です。

自分から進んで立候補してくださる方がいる場合もありますが、そうでなければ、じゃんけんやくじ引きで決められることが多いです。ルールも地域や学校でさまざま。

一度やれば免除されることもあれば、子どもが少ない地域や、やれる人がいない場合などは毎年同じ人が役員をやっているという実態もあります。

そもそもPTA活動はボランティアなので、できる人が自主的にやるものなのでしょうが、そういうシステムにはなっていないのが現状です。

今や共働きの家庭が増え、仕事を理由に断ることは難しくなっています。みんな、それぞれいろいろな事情をかかえて暮らしています。

仕事、介護、下の子どもが未就園児、妊娠中であるなど、それぞれ断りたい理由があると思います。仕事といってもパートかフルタイムか、介護といっても状態はさまざまです。

それをうちはこういう理由があるのでできません、と家庭の事情をみんなの前で公表しなければいけないというのも変な話だと思いました。

断りたい理由は挙げればキリがない、といった感じで、だんだんみんな目を合わせなくなり、気まずい雰囲気に。

個人的には、自分自身やきょうだいの病気、妊娠中の人、ひとり親で大黒柱として働いている人は免除してあげた方がいいと思いますが、実際にPTAの仕事をやってみると、「断固として拒否する」ほどの大変な任務ではないという印象です。

地域や学校によって違いますが、仕事はおもに次のようなものです。

委員会などの集まりは月１回程度、仕事内容にもよりますが、ほかにイベントの出席などがあります。

私が経験した役員の仕事のひとつは、広報委員でした。イベントに参加して記事を書いたり、写真を撮ったりして、それをパソコンでまとめるというもの。最終的には印刷して、各家庭に配られます。

毎月開かれる打ち合わせに参加して、イベントにも交替で参加するのは大変、と最初は憂うつな気分になりました。でも、何度も顔を合わせるうちにいろいろな話をして打ち解けていきました。

メンバーはみんな違う学年だったので、毎回会うたびに、先輩のお母さんに日ごろ抱えている疑問や受験情報など役に立つ情報がきけました。

もう、子どもが卒業してしまったお母さんもいますが、今でも時々集まってランチするほどの良い関係です。

学校から配られるプリントや子どもの話からは聞けない、役立つ情報満載ですよ！

学校からのプリントさえウチでは手に入らないことがあったので(子どもが捨てる、失くす)、横、縦のつながりは貴重でした。

PTAの仕事はボランティア活動ですから、できれば避けたいのが本音だと思います。でも、実際経験してみると、思ったほど大変ではありませんでした。

もちろん、会長や3役といった役職についてしまうと、また大変さはちがうのかもしれませんが。

どうしても、仕事を休めなくて会議に出られないという場合でも、家でできる仕事もあります。今や、メールやSNSなど顔を合わせなくても会議ができる時代になりました。

会議に出ない代わりに、パソコンが得意なら書類作成を引き受けるとか、参加する方法はいろいろあります。

PTAの仕事をきっかけに、私のつたないパソコンスキルが何かの役に立つかも、と感じるようになりました。

それに、PTAの仕事はいつか終わります！たいていは1年です。あまり気の合わない人と仕事をすることもあるかもしれませんが、良い関係を築ける仲間に出会えるチャンスもあります。

もし、くじ引きで当たっても、そんなに悲観的にならなくても大丈夫です。誰でもできる仕事です。私にもできたんですから。