高糖度トマトアメーラの食べ方を紹介！絶品トマトリゾット【うまいッ】6/15放送

2020年6月15日(月)放送の「NHKうまいッ！いちご並の甘さ！濃厚な味わいの高糖度トマト～静岡県～」では、甘さがふつうのトマトの約2倍、フルーツみたいに甘いアメーラトマトのヒミツに迫ります。

番組で紹介された、高糖度トマトを使った絶品レシピをまとめました。

高糖度トマトアメーラの甘さはいちご並

高糖度トマトは静岡県農業試験場で開発され、独自の栽培方法で育てられているトマトで、ブランド名を「アメーラ」といいます。

一般的なトマトの糖度が5度ぐらい、ミニトマトが6～7度なのに対し、高糖度トマトの糖度はなんと10度！フルーツみたいに濃厚で甘いんです。

全国のトマトの生産量の約0.2％しか生産されていない、貴重なトマトです。

高糖度トマトアメーラを使った絶品レシピが番組で紹介されました。

材料（2人分）

作り方

フライパンにオリーブオイルをいれ、たまねぎ、ベーコンをたまねぎが透明になるまで炒めます
たまねぎが透明になったら、生米をいれて1～2分ほど油がなじむまで炒めます

お米は洗いません
炊飯器に米とたまねぎ、ベーコンを炒めたものをいれ、くりぬいたトマトを真ん中に入れます
炊飯器に水とケチャップを加えて炊きます
炊きあがったら、チーズを加え、真ん中に置いたトマトをしゃもじで潰しながらしっかり混ぜます

皮にうまみがつまっているので、皮ごと混ぜるのがおススメ！
皮が気になる場合は、くずす前にトマトを取り出して皮をむきます
塩、こしょうで味を調えます
皿に盛りつけ、パセリを飾ります

今回、高糖度トマトを生産している静岡県小山町の農家を訪れたのは、食材ハンターの野呂佳代さん。訪れたハウスの中はまるでトマト工場のように、トマトが整然とならんでいます。

フルーツのように甘いアメーラトマトですが、特別な品種なんでしょうか？

なんと、実はふつうのトマトと品種は同じなんです。でも、その栽培方法にヒミツがありました。

ふつうのトマトはだいたい2mほどの高さですが、高糖度トマトの高さは120㎝ぐらい。苗の先端が伸びると、手でちぎって成長を制限しているのです。

ふつうは1本の木から30個ぐらいの実がとれるのですが、アメーラトマトの収穫は1本の木から10個ぐらいです。実の数が少ないので、味が濃厚になるのです。

ふつうのトマトは1日２L ほど水やりをするのに対し、高糖度トマトは350mlしか水を与えません。点滴で少しずつ、水が与えられます。糖分を薄めないように、実を小さく育てます。

でも、それでは枯れてしまうのでは？

生産者の方は1日に何度も葉の色や形などをチェックし、温度、湿度、日照量、二酸化炭素量などを24時間管理しています。

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生産者さんの手間暇かかったアメーラトマト、ふつうのトマトよりも少し高級なのも納得ですね。

でも、実はこの高糖度トマト、偶然から生まれたものなんです。

収穫の終わりごろ、枯れかけのトマトが甘い実をつけることは以前から知られていました。

農業試験場の職員がうっかり畑に移し忘れていた小さな鉢のまま育ったトマトの苗が、なんと甘くなっていたことを発見。

トマトは水分が少ない過酷な環境で甘くなることがわかったのです。

4年後、高糖度トマトが誕生しました。失敗から生まれたおいしい発見ですね♪