料理中に玉ねぎを切っていて、「うっ…目が痛い!」と涙が止まらなくなった経験ないですか?
特に時間がないときや、大量に切らなければならないときほど、あのツーンとくる刺激は厄介です。
実は、玉ねぎで目が痛くなる原因にはきちんと理由があり、簡単な対処法でかなり軽減することができます。
冷やす、切り方を変える、道具を工夫するなど、すぐに試せる対処法は意外とたくさんあるんです。
本記事では、
🔸 玉ねぎで目が痛くなる原因の正体
🔸 実際に効果のあった「目が痛くならない対処法」
🔸 自宅で簡単にできる工夫や便利グッズ
をわかりやすくご紹介します。
もう涙を流しながら料理をしなくて済むように、今日からできる実践的な方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください!
玉ねぎで目が痛くなる理由
玉ねぎを切っていると、目がツーンと痛くなる。これはなぜなんでしょうか?
実はこれ、玉ねぎの中に含まれる成分が空気中に広がり、目の粘膜を刺激しているからなんです。
この成分の正体は「硫化アリル(りゅうかアリル)」という刺激物質。
玉ねぎを包丁で切ることで細胞が壊れ、この硫化アリルが気体として放出されます。
そのガスが目に届くと、体が「目を守らなきゃ!」と反応して涙を出す仕組みになっているのです。
硫化アリルは揮発性が高く、空気中に放出されます。この硫化アリルが空気中に漂って、目や鼻の粘膜に触れることで刺激を感じます。この刺激に対して、涙を流して洗い出すよう信号が出て、あの「ツーン」になるわけです。
硫化アリルの性質
・揮発性が高い
・水に溶けやすい
・熱に弱い
玉ねぎで目が痛くならないための対処法
「玉ねぎを切るたびに涙が出て困る…」「メイクが台無しになるから憂うつ…」
そんな悩みがあって、みじん切りがいやになってしまう人も多いと思います。
実は、玉ねぎを切るときのちょっとした工夫やコツを取り入れるだけで、目の痛みをぐっと軽減することができるんです。
私自身もいろいろ試してみて、「これならもう怖くない!」と思える方法がいくつかありました。
①玉ねぎを冷やしてから切る
冷蔵庫で玉ねぎを30分〜1時間ほど冷やすと、硫化アリルの揮発が抑えられ、目への刺激が軽減されます。冷凍庫で冷やす場合は、5分~10分程度で。
揮発性の高い硫化アリルですが、温度が低いと気化しにくい性質があります。この性質をうまく利用した対処法ですね♪
②水にさらしてから切る

硫化アリルは水に溶けやすい性質を持っています。玉ねぎを切る前に10分ほど水に浸けたり、水にさらしながら切ることで、硫化アリルが水に溶け出し、空気中への放出が減ります。
ただし、硫化アリルはビタミンB1の吸収を促進させる役割もあるので、減らしすぎるのはもったいないかも。硫化アリルは加熱することで「プロピルメルカプタン」という物質に変化します。これは、あの玉ねぎの独特の甘みを生み出すもとになっています。
③電子レンジで温める
皮つきのまま玉ねぎを電子レンジで20秒ほど加熱すると、硫化アリルが変質し、刺激が弱まります。加熱後は皮もむきやすくなります。皮つきがポイントですが、むいてある玉ねぎを使う場合はラップをかけてレンチンしましょう。
④よく切れる包丁を使う
切れ味の良い包丁を使うことで、玉ねぎの細胞を潰さずに切れ、刺激成分の発生が少なくなります。包丁を研いでから使うのが効果的。
⑤ゴーグルやメガネ、マスクを使う
もう物理的に揮発性の硫化アリルが目や鼻に届くのを阻止しよう、という対策です。「ゴーグルはさすがに…」という方は、マスクだけでも多少効果があるのでぜひやってみてくださいね♪
実際にやってみた感想
私も以前から、玉ねぎを切るときの目の痛さに悩まされていました。
特に夕方の忙しい時間帯は集中して料理したいのに、目がツーンとして涙が止まらなくなる…。
料理中に涙で目元がぐちゃぐちゃになるのは、地味にストレスなんですよね。
そこで、いくつかの対処法を実際に試してみました。
まず試したのが「冷やした玉ねぎを切る方法」。
冷蔵庫の野菜室に入れておいた玉ねぎを取り出して切ってみたところ、驚くほどスムーズ!
あの独特のツーンとくる刺激がまったくと言っていいほどなく、目が痛くならずに最後まで切れました。
夏場は常温ではなく野菜室に保存することが多かったので、
「目が痛くなる時とならない時があるのはこのせいだったのか!」と判明。
今までのモヤモヤがスッキリしました。
次に試したのは「玉ねぎを半分に切って水に10分ほどさらす方法」。
こちらもある程度効果はあったものの、多少は目が痛くなる感覚が残っていました。
涙が止まらないほどの強烈さではなかったですが、個人的にはやや物足りない印象です。
いろいろ試してみた結果、私には“冷やす”方法が一番効果的だと実感しました。
道具もいらず、普段の保存の延長でできるので、これからも習慣にしていきたいと思います。
それでも目が痛い…そんなときに役立つおすすめグッズ
冷やす方法はとても効果的でしたが、
実際には「冷やすのをうっかり忘れてた」「急いでいてそんな余裕がない」ということもありますよね。
また、小さなお子さんと一緒に台所に立つときなど、
“目の刺激をもっと確実に減らしたい”という場面もあるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、玉ねぎの刺激を軽減してくれる便利グッズです。
私自身、「これは一つ持っておくと安心かも」と感じたアイテムを、いくつかご紹介しますね。
キッチン用ゴーグル
目元を覆って玉ねぎの刺激を軽減できるとされるグッズです。
ただし、多くの製品には通気口やわずかな隙間があり、完全に刺激成分をシャットアウトするのは難しそう。
使用する場合は、不織布マスクなどと併用することで、鼻や口から入る刺激もある程度カットできる可能性があります。
「できるだけ刺激を抑えたい」という方は、あわせて活用してみるのも一つの方法です。
みじん切りチョッパー
1. 【定番】ひもを引くだけの手動チョッパー
→ キッチンにひとつあると、気がラクになります
「玉ねぎを切るたびに目が痛い…」そんな悩みをやさしく助けてくれるのが、この手動タイプのチョッパー。
ひもをシュッと引くだけで中の刃がくるくる回り、あっという間にみじん切りが完成します。
電気もいらず、洗うのもカンタン。はじめて使ったときは、「もっと早く知りたかった!」と感じる方も多いですよ。
2.【大容量】家族分の料理もこれで安心
→ 玉ねぎ1個じゃ足りない!という方にぴったり
家族みんなのごはん作りをがんばっている方には、ちょっと大きめサイズのチョッパーがおすすめです。
玉ねぎだけでなく、にんじんやキャベツなど、いろんな野菜もまとめてカットできるので、下ごしらえがとてもスムーズに。
「目も痛くならないし、時短にもなる」そんなうれしい一石二鳥のアイテムです。
3.【電動タイプ】スイッチひとつでらくらく
→ 手が疲れず、毎日の調理がグッとラクに
「今日は時間がない」「目が痛くなるのはもうイヤ…」そんなときに頼りになるのが、電動タイプのチョッパーやフードプロセッサーです。
材料を入れてスイッチを押すだけで、あっという間にみじん切りが完成。手も汚れず、目の痛みも感じにくいので、忙しい夕方にピッタリ。
私が実際に使っているのは、パナソニックの電動フードプロセッサーです。
刃の切れ味が良くて、玉ねぎもスピーディーに細かくなりますし、操作もシンプルで使いやすいんです。
洗う部品も少なく、お手入れもラクなので、「今日はちょっと疲れてるな…」という日でも気軽に使えています。
まとめ:涙を我慢しない!簡単な工夫で快適に
玉ねぎを切ると目が痛くなる…そんなちょっとした悩みも、工夫や道具でぐんとラクになる!
私自身も、冷やしたり水にさらしたりといろいろ試してみて、
「意外と簡単なことで解決できるんだなぁ」と実感しています。
さらに、冷やした玉ねぎはできるだけ素早くカットするのもポイント。
時間がたつと成分が空気中に出てしまって、せっかくの効果が薄れてしまうこともあるので、サッと手早く切ることが大切です。
また、「もっとラクにしたい」「家族と一緒に安心して料理したい」という方には、
みじん切りチョッパーやフードプロセッサーといった便利グッズもとても心強い味方になります。
毎日の料理は、がんばりすぎなくても大丈夫。
自分に合った方法で、少しでも快適に、楽しく台所に立てるようになりますように🌿