ペットボトルにお湯を入れたら、ギューッと縮んでしまった、そんな経験ありませんか?
コンビニやスーパーのホットウォーマーに入っている商品だったら大丈夫、というのはわかりますが、では、ほかのペットボトルは?
冷凍してもいいペットボトルや、耐熱用とお湯を入れたら縮んじゃうペットボトルの見分け方をお伝えします。
耐熱用ペットボトルの見分け方
お湯を入れてもいいペットボトルは、
- オレンジ色のキャップのペットボトル
- ペットボトルの口部が白色…この場合、キャップの色は関係なし
以上の2点で見分けることができます。そして、熱湯はいれないこと!80℃くらいに冷ましたお湯を使います。
耐熱用か見分けるには、ペットボトルのボトル口部をまず見てみましょう。
透明なものと白いものがあります。ペットボトル口部が白いものが耐熱用です。
これは、果汁飲料などを充填するとき、ホット充填といって高温にした内容物をボトルに入れてから密封して殺菌するためです。
このため、ペットボトルに結晶化処理という耐熱処理が施されています。この操作によって、ボトル口部が白色になります。
ペットボトルの種類は4種類、耐熱用はそのうち2つ
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口部が透明無菌充填用:殺菌したボトルに殺菌済みの内容物を入れる→普通のペットボトル耐圧用:炭酸系の内容物を入れて密封する→炭酸飲料
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口部が白色耐熱用:高温の内容物を充填後、冷却→お茶、果汁飲料など耐熱圧用:果汁入り炭酸系内容物を充填、密封後熱殺菌→炭酸果汁飲料など
要するに、お茶や炭酸果汁飲料のペットボトルを探せばいいのです。お茶は耐熱用ではない場合もありますので、ペットボトルの口部を確認してくださいね。
耐熱用ペットボトルのキャップの色
ペットボトルのキャップにはいろいろな色があります。白、水色、水色、オレンジなど。
この中で耐熱用は、オレンジ色のキャップのペットボトルです。コンビニやスーパーのホット用飲料コーナーに置いてあるのはオレンジ色のものですよね。
このペットボトルは温めて飲むことを想定して作られています。
耐熱用といっても熱湯はダメ!
ペットボトルにはお湯をいれても変形しにくいものはありますが、100℃の熱湯をいれてはいけません。
変形してキャップが閉まらなくなったり、ボトル本体が割れたりするおそれがあります。
ペットボトルの耐熱温度
- 一般的なもの…約50℃(炎天下の自動車内でも変形するおそれあり)
- 耐熱用…約85℃(熱湯はダメですよ!)
ペットボトルの性質
ペットボトル(PET)はポリエチレンテレフタラートという物質からできています。このPET樹脂は酸素透過性があり、高温になると透過性が増して内容物の酸化劣化をもたらします。
つまり、高温になると酸化して味が変化するということなんです。これを解決するために内面にダイヤモンドライクカーボンコーティング処理を施して、加熱時の酸化劣化を防いでいます。
温かいペットボトルを素手で持っても大丈夫なのはこのためなんですね。
冷凍していいペットボトルは?
夏の暑いときに冷凍して持ち運びたい!そんなときに使いたいのは、水色のキャップのペットボトルです。
これは冷凍庫などでペットボトルごと冷却できるようにしたペットボトルです。
ペットボトルの利用法
コンビニやスーパーで買って、毎日のように利用しているペットボトル。飲み終わったボトルはリサイクルに出しますが、ほかに利用法は?
夏は保冷剤としてペットボトルを凍らせてクーラーボックスにいれる
保冷剤よりはかさばって場所をとりますが、意外と氷の持ちがいいのでおススメ。外出先などでは溶けたあと、手洗い用の水としても使えます。
冬は湯たんぽとしてペットボトルを使う
耐熱用のペットボトルにお湯(80℃くらい)を入れて、湯たんぽとして使います。タオルでくるんで足元におけば、カンタン湯たんぽのできあがり。
ペットボトルにお湯を入れるときは、ボトルの口が狭いのでやけどに気をつけて!
一度計量カップなどに移してから入れるとやりやすいです。
これを甘酒の保温用に使うというやり方もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
→【超簡単!】100均グッズで作る失敗しない米こうじ甘酒の作り方を紹介!
耐熱用ペットボトルの見分け方まとめ
ペットボトルにいろいろな種類があるなんて、驚きですね。
夏は保冷剤として、冬は湯たんぽ代わりに、ただ捨てちゃうだけじゃない、新しい使い方を試してみてはいかかでしょうか。
便利なペットボトル、上手に使い分けてみましょう♪
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