2020年2月10日放送の「うまいッ!」では、濃厚なうまみとコシのある歯ごたえが特徴の北海道松前産の岩のりを取り上げます。番組で紹介された地元ならではの料理、「のりまんま」のレシピを紹介します!
松前の天然「岩のり」はほとんど市場に出回らない貴重なもの。海苔はほとんどが養殖で、天然物はごくわずかなんです。
岩海苔を使ったおいしい食べ方
のりまんま
【のりまんまの材料】
- 岩海苔・・・1枚
- ご飯・・・適量
まず、岩海苔を火であぶって下準備をします。あぶると色が変わって、磯のいい香りが。
- すまきにアルミホイルを敷いて岩海苔をセットします
- 岩海苔のうえにご飯をのせて、塩をふりかけるだけ!
- くるくると巻いて、完成です
※少し蒸らしておくと、繊維がほぐれて食べやすくなります
スタジオで天野さんが試食していましたが、「弾力がすごーい!」と絶賛していましたね。
超レア品、岩海苔を買うには?
松前の天然「岩のり」はほとんど街中の市場で見かけることのない、超レア品。海苔はほとんどが養殖で、天然物はごくわずか。
でも、一度は食べてみたいですね。
北海道松前産の天然岩海苔を扱っている通信販売のお店はコチラです。
ほかほかのご飯にのせたら、おかずなしで何杯でもいけちゃいそうです!
岩ノリの三大うまみ成分とは?
昆布と鰹節、しいたけに含まれるうまみ成分のことですね。昆布にはグルタミン酸、鰹節にはイノシン酸、干しシイタケにはグルタミン酸とグアニル酸が含まれています。
そして、なんとのりにはこの三大うまみ成分であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸が全部入っているんです!
グアニル酸は昆布以上、グアニル酸は干しシイタケに匹敵するぐらい含まれているんですから、驚きですね。
岩海苔の濃厚なうまさはどこから?
今回食材ハンターの中村昌也さんが訪ねるのは、北海道松前町。冬は津軽海峡の厳しい荒波にもまれて、まさに「凍れる~」!
岩海苔が生えるのは海岸の波打ち際。松前の海岸にはおいしい岩海苔が育つ最適な条件がそろっています。
そう、この荒波と凍れこそが濃厚なうまみを生み出す秘密だったのです。
濃厚なうまみのヒミツは凍らせることにあります。
そして、抜群の歯ごたえを生み出すのは漁師さんの職人技。岩海苔漁はすべて手作業で行われます。
岩海苔はなぜ岩場に?
春に生まれる海苔の赤ちゃんは暑さが苦手です。そこで、夏の間は貝の中でじっと過ごしています。
秋になると貝の中から飛び出しますが、自力では動けないので冬の荒波に乗って岩場に根を張る、というわけなんです。
岩のりの濃厚なうまみのヒミツ
冬の津軽海峡に吹く強風によって海がかき混ぜられ、海底の養分が海面近くに上昇します。そのたっぷりの養分を含んだ岩海苔はうまみが濃厚になるんです。
波が強いことが多く、漁に出られるのは1カ月に2,3回だそう。
岩海苔の歯ごたえのヒミツ
まず、とれた岩海苔をミンチ状に加工します。そして、水を加えて海苔の濃度を一定にします。
ここで、職人技が登場!海苔を均等に型に流し込んで、厚さ1.5㎜に仕上げます。
切りやすく、もっとも歯ごたえの楽しめる厚さなのだとか。
その後、2日間雪が降っても外で干します。すると、凍った岩海苔の中で劇的な変化が!
凍ると細胞壁が壊れて、うまみ成分が増えるのです。
岩海苔のおススメの食べ方と通販まとめ
口いっぱいに磯の香りが広がる岩海苔、とってもおいしそうですね。
漁師さんが手作業で職人技を駆使して生み出される天然岩のり。貴重な岩海苔ですから、値段が高いのもうなずけますね。
ごはんと海苔、最高の組み合わせです!
コチラの記事も参考にしてみてください。
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