2020年7月13日(月)、NHKあさイチでは浴室のカビ対策について紹介されました。
梅雨の時期、じとじとして気分も沈みがちに。お風呂でゆっくりくつろいで憂鬱な気分をスッキリさせたいものですね。
浴室に生えるカビを防ぐために、入浴後、温水シャワーをかけておく、いや、水だ、というそれぞれ家庭のルールがあるようです。
浴室のカビ対策に、実際にはどのような効果があるのでしょうか?
浴室のカビ対策には水シャワー?お湯がいい?
浴室のカビ対策に入浴後シャワーをかけておく、という習慣になっている方も多いですね。
ウェザーニュースの調査によると、
- 水で洗い流す派・・・27%
- お湯で洗い流す派・・・49%
- 洗い流していない・・・24%
※2020年6月8201人回答
では、そのシャワーは水?それともお湯?
- 冷水シャワー派・・・水をかけると浴室が冷えるので、カビが生えにくい
- お湯シャワー派・・・お湯の方が皮脂汚れが取れやすい
結論
入浴後すぐに流す場合は、温水、冷水どちらでも大丈夫。
時間が経ってからは、お湯の方が効果的。
浴室のカビは皮脂汚れや洗剤が原因
NPOカビ相談センター理事長、高鳥浩介さんに教えていただきました。
シャンプー、リンス、せっけんには脂質成分があります。カビは、その中に潜り込んでしまうので汚れを洗い流すことが浴室をキレイに保つポイントになります。
黒色やピンク色のカビなどは界面活性剤や皮脂汚れなどを栄養に増殖します。
入浴後すぐに汚れを洗い流せば、カビ防止に効果が期待できますが、温水と冷水で効果に違いはあるのでしょうか。
実験!温水と冷水カビ対策にはどちらが効果的?
皮脂汚れに似た成分と蛍光塗料を浴室の壁に塗って、効果を調べました。
冷水と温水をかけて、違いを調べます。
結果は、どちらも大きな違いはありませんでした。
しかし、汚れを放置してしまうとどうなるのでしょうか?
15分後だと、温水の方が効果があります。皮脂汚れなどは、40℃以上になると溶けだすので汚れが落ちるのです。
放置してしまった汚れには、温水シャワーが効果的です。
入浴後のカビ対策:シャワーのかけ方
① 自分の身長ぐらいの高さから浴室の壁を洗い流しはじめます。
② つぎに、カウンターの裏側やシャンプーの底を洗い流します。シャンプーの底はたまりやすいのでしっかりと流しておきます。
③ 床面は排水口から遠いところから順番に洗い流します
一番遠い隅から、床全体、排水口と流していきます。1か所あたり5~10秒ほど流します。
浴室のカビ対策には温水シャワーまとめ
冷水シャワー派だった方、入浴後すぐだったら効果はあるようですね。
ただ、浴室を冷やす、という効果は残念ながらありません。
カビが増殖しやすい温度は20℃から30℃です。梅雨の時期は、水温が20℃ぐらいありますので、冷やすことでカビの増殖を抑える効果は期待できない、ということなんですね。
上手にカビの増殖を抑えて、梅雨の時期を乗り切りましょう。
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