もう夏休みもあとわずか、どうしよう時間がない!そんなときに、自由研究をサクッと終らせるテーマを紹介します。
夏休み、ついつい手付かずになってしまうものといえば、自由研究ですよね?
子どもにとってはうれしい夏休み。友達と遊んだり、旅行に行ったり。あんなに毎日時間がたっぷりあったのに、なぜ?
怒りモード全開で、「どうするの!!」とせまる母の声も、息子には届かず・・・。「まだ、時間あるから大丈夫だよ。」他の宿題もまだ終わっていないのに、全く焦る気配ナシ。
あれ、そういえばこのくだり、たしか去年も・・・?じゃあ、いっそのこと1日で完結するテーマはないものか、というわけでやってみた実験です。
家庭にある材料で、一日でできる自由研究
みそに含まれる酵素による分解の実験
みそに関する実験はいろいろあります。味噌づくり、味の比較、味噌だまづくりなど。味噌づくりなどは発酵も学べて、しかも味わうことができて面白そうですが、とにかく時間がありません。
この酵素による分解の実験は1日でできます。材料も家庭にあるものでできてしまいます。
用意するもの
- 生のみそ(種類は赤みそでも白みそでもいいのですが、加工されていないもの)小さじ1
- 加熱したみそを小さじ1(電子レンジで10秒から20秒ほど加熱)
- 片栗粉小さじ1を2つ
- 水小さじ1を2つ
- 熱湯50mLを2つ(沸騰させたもの)
- 透明な耐熱コップ2個
- スプーン2本(かき混ぜるため)
準備するもの
透明な耐熱のコップ(コップがなければ、小さめの耐熱容器でも大丈夫です。中の状態が見やすいので、できれば透明なものがよいです)を2つ用意して、片栗粉をそれぞれ入れます。小さじ1の水を入れて溶かしたら、50mLの熱湯を入れてかき混ぜ、くず湯のような状態にします。
実験
準備したくず湯状態のコップの一方には生みそ、もう一方には加熱したみそを小さじ1杯入れてよく混ぜます。
結果
生みその方はサラサラの液状になりますが、加熱したみそは最初の状態のままです。これは、タンパク質がみそに含まれる酵素の力で分解されるからなんですね。加熱したみその方は熱によって酵素が失活しているので、酵素の力が働かないのです。
この実験は、家庭にある材料で、わりと失敗なくカンタンにできるのでおすすめです!ヨーグルトなどほかの食品で試してみてもいいですね。
ぜひ、やってみてくださいね。
リトマス試験紙を使って、家の中にあるいろいろなものを調べる実験
リトマス試験紙を用意する以外は、家にあるもので実験できるのでお手軽です。最近は薬局や100円ショップ、通販サイトなどで手に入れることができます。
準備するもの
リトマス試験紙(赤・青)、家の中にあるものいろいろ。例えば、水、お酢、レモン汁、牛乳など、いろいろ試してみると面白いですよ。あとは、紙コップ。
実験
調べたいものが固形の場合は、すり鉢などでつぶして汁を出しておきます。紙コップに調べるものを入れて、リトマス試験紙を浸して観察します。
結果
青色の試験紙が赤だと酸性、赤色の試験紙が青くなれば、アルカリ性。青色の試験紙、赤色の試験紙どちらも変化がなかったら、中性です。
いろいろ調べて、酸性、アルカリ性、中性を種類分けして、表にまとめるとわかりやすいです。息子は、自分のおしっこをとって調べてましたが、それが意外とウケてたみたいです。小学生がすぐ反応するワードなので。
もっと、カンタン!水の実験(小学校低学年向け)
水の表面張力を確かめる実験です。必要な材料はコップ、水、ふるい、大きめの調理用ボールです。コップが逆さなのに水がこぼれない、という実験です。簡単なのに、マジックみたいで面白いです!
準備するもの
コップ、水、ふるい、大きめの調理用ボールの4つです。
実験
8分目ぐらいまで水を入れたボールにふるいとコップを入れます。次に、コップに水を一杯に入れて、口を下にしてふるいの上にコップを立てます。コップを立てたまま、ふるいを持ち上げます。
結果
ふるいは網目状になっているのに、コップの中の水はこぼれません。なぜこぼれないのかしらべてみると面白いですよ。
1日で終わる理科の自由研究まとめ
毎年、頭を悩ませる夏休みの宿題。本人は全く気にしてないですが、気が気じゃないですよね。でも、1日でできる実験なら、気軽に取り組めて、理科の勉強にもなるし、ラクチンです!
最近では、いろいろな実験用キットも手に入りますので、試してみてはいかがでしょうか。
ウチでは、以前、アリの巣を観察するという自由研究をやりました。実験用のキットはとても使いやすく、子どもも喜んで観察していました。
ところが、ある日、子どもが不用意にえさを入れるふたを開けたまま放置。部屋にアリが十数匹徘徊する、という大惨事が起きました。夏休みの、今では笑える思い出です。
コメント