スーパーで買い物して袋を開けてみたら、青くなったじゃがいもを発見!せっかく買ってきたのに、このじゃがいも食べられるの…?
こんな経験、したことありませんか?
じゃがいもの青い部分は食べても大丈夫なのか、安全な選び方や保存方法、青くなる原因について詳しく解説します。
青くなったじゃがいもは食べないで!
もったいないようですが、じゃがいもの青くなった(緑色)の部分は毒性があるので、食べないで!
じゃがいもの芽や青い部分は、ソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれています。吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの中毒症状を起こす可能性があり、しっかり取り除く必要があります。
じゃがいもの青くなった(緑色の)部分は、食べないようにしましょう
子どもは少量でも中毒を起こしやすいため、特に注意が必要です。
ソラニン・チャコニン
じゃがいもの芽に一番多く含まれています。
じゃがいもの可食部分に含まれるソラニン・チャコニンの3~8割は皮の周辺にあります。
■食中毒を防ぐために!
- じゃがいもの芽や青くなった(緑色の)部分をしっかりと取り除いてください。皮を厚めにむき、青くなっている部分のまわりもしっかり取り除きます。
- 苦味を感じたら食べないようにします
- 加熱してもソラニン・チャコニンは減りません
安全なじゃがいもの選び方
やはり手に入れるなら、青くなっていない、新鮮なじゃがいもを選びたいですよね。選び方のポイントを参考に、ベストなものを選んでみてくださいね。
- 新鮮なもの:皮がしっかりしていて、緑色に変色していないもの
- 芽が出ていないもの:芽が出ているじゃがいもにはソラニンが多く含まれている可能性があります
- 重みのあるもの:持った時に重みのあるものは水分が多く、新鮮であることが多いです
- 傷やしわのないもの
じゃがいもの保存方法
じゃがいもは日光に当たると芽が出やすくなるため、冷暗所で保存することが大切です。
- 保存に適した温度:10℃前後
20℃以上になると発芽や腐敗が進みやすくなるので、気温が高い夏場は冷蔵庫の野菜室で保存するとよいです。
じゃがいもは4℃以下で低温障害を起こすことがあるので、冷蔵室ではなく、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
■保存にもうひと手間♪
- じゃがいもを新聞紙やキッチンペーパーで包む
- ポリ袋やフリーザーバックに入れて保存する
包むことで、光や冷気が直接当たらず、適度な湿度を保つのに役立ちますよ。
じゃがいもが青くなるのはなぜ?
じゃがいもは日光や電灯にあたると、皮に葉緑体が生成され、光合成をします。この過程で、青く変化するのです。
まとめ
じゃがいもの青くなった(緑色の)部分は、食べないようにしましょう。芽が出ていたらしっかり取り除き、皮を厚めに向いて青くなった部分を取り除きます。加熱しても毒素は減らないので、調理する前にしっかり取り除きましょう。