電車を降りてから「あれ?〇〇がない…!」と気づいて焦ることありますよね。
名古屋エリアで電車に忘れ物をした場合、利用した路線によって問い合わせ先が異なるので、正しい手順を知っておくことが大切です。
わが家でも、家族がよく忘れ物をしてきます。
かさ、マフラー、手袋、水筒、お財布、体操服…まさに日常茶飯事。
慌てて問い合わせをしたことも何度もあります。
この記事では、JR東海・名鉄・名古屋市営地下鉄で忘れ物をしてしまったときの問い合わせ方法や連絡先を、わかりやすくまとめました。
まずは下記の一覧から、ご自身が使った路線に該当する連絡先をチェックしてみてください。

電車で忘れ物をしたときの基本対応と注意点
まずは、電車で忘れ物に気づいたときの基本的な対応方法を確認しておきましょう。
慌てずに落ち着いて行動することで、スムーズに忘れ物が見つかる可能性が高まります。
名鉄やJR、地下鉄など、どの鉄道会社でも共通して役立つポイントをご紹介します。
問い合わせ前に確認しておくべき情報とは?
忘れ物の問い合わせをスムーズに進めるためには、事前に「どんなものを、いつ、どこで落としたのか」をできるだけ詳しく思い出しておくことが大切です。情報があいまいだと、探すのに時間がかかったり、見つからない可能性もあります。
ここでは、鉄道会社に連絡する前に確認しておきたいポイントをまとめました。事前にメモを用意しておくと、問い合わせ時にも安心です!
1. 忘れ物をした状況の詳細
- 日時:忘れ物をした日付と時間帯
- 場所:具体的にどこで忘れたか
- 駅構内(改札、ホーム、階段など)
- 車両内(何両目の車両か、座席の位置など)
- 利用路線・駅:乗車駅、降車駅、利用した路線名
- 列車情報:○○駅発△△行き、快速・各停などの列車種別
2. 忘れ物の詳細情報
- 品物の種類:財布、スマートフォン、傘、バッグなど
- 色・柄:できるだけ詳しく
- 形状・大きさ:具体的なサイズや形
- 材質:革製、布製、プラスチック製など
- メーカー・ブランド:分かる場合は正確に
- 中身:バッグの場合は中に入っていたもの
- 特徴:傷、汚れ、目印になるものなど
3. 連絡先情報
- 氏名:本人確認のため正確に
- 電話番号:日中連絡の取れる番号
- 住所:発見時の連絡や受取時に必要
問い合わせのタイミング
忘れ物に気づいたら、なるべく早めの問い合わせが基本です。
ただし、物によっては問い合わせのタイミングによって対応が変わることもあります。
ここでは、忘れ物の種類ごとに、適切な連絡のタイミングを紹介します。
当日の場合
- すぐに最寄りの駅係員に相談
- 駅の忘れ物取扱窓口に直接問い合わせ
翌日以降の場合
- 各鉄道会社の忘れ物センターに問い合わせ
- システムに登録されるまで時間がかかる場合があるため、数時間~翌日以降に再度確認
忘れ物対応で気をつけたいポイント
忘れ物をスムーズに見つけてもらうためには、問い合わせ時の伝え方や手続きの流れを知っておくことが大切です。
あとから慌てないように、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。
保管期間について
- 保管期間を過ぎると警察署に移管される場合があります
- 1週間程度が目安とされることが多いです
本人確認書類の準備
忘れ物を受け取る際には以下が必要です:
- 公的証明書:運転免許証、パスポート、保険証など
費用負担
- 受取にかかる交通費は自己負担となります
- 遠方の場合は郵送対応も可能な場合があります(送料自己負担)
効果的な問い合わせ方法
- メモの準備:上記の情報を事前にメモしておく
- 複数のタイミングで問い合わせ:システム登録に時間がかかる場合があるため
- チャットサービスの活用:電話が繋がりにくい場合はオンライン問い合わせを利用
- 写真の保存:忘れ物の写真があれば特徴を説明しやすくなります
忘れ物の種類によって対応は変わる?
忘れ物の内容によって対応方法や保管期間は大きく異なります。
特に「現金や貴重品」「食品」などは、通常の忘れ物とは別の扱いになりますので、早めの確認が重要です。
現金・貴重品類は特別対応
- 駅では長期間保管されず、通常の忘れ物よりも早く最寄りの警察署へ引き渡されます。
- 通常の忘れ物センターでは管理されていません。
対象物品例:
- 現金・財布
- 貴金属・宝石類
- 有価証券(株券、小切手など)
- 身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
食品類は短期間で廃棄処分
食品類は衛生管理の観点から、保管期間が非常に短く、多くは当日中に廃棄されます。
一般的な忘れ物は一定期間保管
多くの忘れ物(衣類やスマホなど)は、各鉄道会社の規定に基づいて一定期間保管されます。
主な保管ルール:
- 各駅で保管:2〜4日間程度
- 忘れ物センターで保管:最大3か月間
- 傘のみ:1か月間が目安
対象物品例:
- 衣類・帽子・手袋・マフラーなど
- バッグ類
- 電子機器(スマホ・タブレット)
- 書類や本
- アクセサリー(貴重品にあたらないもの)
名鉄の電車で忘れ物をしたときの問い合わせ方法
名鉄を利用しているときに忘れ物をした場合は、
名鉄専用の問い合わせ窓口
があります。
電話や駅窓口での対応方法、注意点などをまとめました。
名鉄 忘れ物センターの連絡先と受付時間
名鉄お客さまセンターの連絡先は以下のとおりです。
名鉄お客さまサポートセンター
TEL: 0570-02-5151
*2025年1月13日より変更になっています
(旧番号:052-582-5151)
受付時間
8時~18時
駅での問い合わせ対応
名鉄で忘れ物をした場合の駅での問い合わせ対応と必要な持ち物についてまとめています。
名鉄の駅窓口
最寄りの有人駅の駅係員に、忘れ物の情報を詳しく伝えて調べてもらいます。
■名鉄名古屋駅サービスセンター
名鉄名古屋駅構内、名鉄名古屋駅中央改札口(名鉄百貨店側)のすぐ左にあります。

お客さまサポートセンター
お問い合わせフォームで必要事項を入力し、送信します。
このとき、忘れ物の特徴や状況などを詳しく伝えておきましょう。
- 忘れ物の特徴(色、入っているもの)
- 利用区間(乗車駅・降車駅)
- 時間帯(乗った時間)
- 場所(何両目か、座席の上、網棚など)
降りた直後に気付いた場合や急ぎの場合は、お客さまサポートセンターへ電話します。
お客さまサポートセンター
TEL: 0570-02-5151
電話だとつながりにくい、営業時間を過ぎてしまった、そんな不安を解消するチャットボットサービスがあります。
忘れものの保管場所
届けられてからの日数によって、保管場所が異なります。
届いてからの日数 | 保管場所 |
届いてから原則3日 | 拾得された駅 |
4日目~3か月間 ※傘は1か月間 | 忘れ物取扱所(太田川駅近く) |
貴重品や個人情報が含まれるものは、警察署に提出されます。
■忘れ物取扱所
名鉄常滑線「太田川駅」より徒歩5分
受付時間:月曜日~金曜日(平日のみ) 9時30分~17時30分
※土日祝(年末年始含む) 休業
〒477-0031 愛知県東海市大田町蟹田97
JR東海の電車で忘れ物をしたときの問い合わせ方法
JR東海の電車内や駅構内で忘れ物をした場合は、お忘れ物案内や駅の窓口を通じて確認できます。
ここでは、JRでの問い合わせ方法をわかりやすくご紹介します。
JR東海の駅窓口
係員のいる駅や忘れ物承り所で問い合わせることができます。
JR名古屋駅の忘れ物承り所は、中央コンコースJR東海ツアーズ付近にあります。

JR東海 お忘れ物案内への問い合わせ手順
お忘れ物お問い合わせフォームや電話での問い合わせが可能です。
オンラインでの問い合わせ
JR東海の「お忘れ物お問い合わせフォーム」を利用することができます。このフォームは 24時間・年中無休 で利用できます。フォームに必要事項を入力して送信することで、忘れ物の確認ができます。
また、フォーム上にあるチャットサービスを利用して問い合わせることもできます。

問い合わせをするときは、詳しい情報を伝えられるよう、あらかじめメモしておきましょう。
- 忘れ物の特徴(色、入っているもの)
- 利用区間(乗車駅・降車駅)
- 時間帯(乗った時間)
- 場所(何両目か、座席の上、網棚、駅構内の場合は詳細な場所)
電話での問い合わせ
営業時間内であれば、JR東海お忘れ物案内で問い合わせることもできます。
JR東海お忘れ物案内
TEL: 050-3772-3910
受付時間
9:00∼17:00
JR線と他の鉄道会社をまたいだ場合の問い合わせは?
列車が他の鉄道会社に乗り入れている場合、乗り入れ先の鉄道会社にも問い合わせることが重要です。例えば、名古屋駅などJR、名古屋市営地下鉄、名鉄が乗り入れている場合は、他の鉄道会社にも問い合わせてみる必要があります。
名古屋市営地下鉄・市バスで忘れ物をしたときの問い合わせ方法
名古屋市営地下鉄や市バスで忘れ物をしたときは、市営交通局の窓口や各駅の駅員さんに問い合わせできます。
地下鉄と市バスの忘れ物は、同じ場所で取り扱っているため、手続きも比較的スムーズです。
どこに連絡すればよいか、いつ行けば対応してもらえるかを詳しく見ていきましょう。
名古屋市交通局の忘れ物問い合わせ先
忘れ物をした当日と、翌日以降で問い合わせ先が異なりますので、注意が必要です。
忘れ物をした当日
忘れ物をした当日の場合、最寄りの地下鉄駅や乗車した系統を担当する市バス営業所に連絡します。
忘れ物をした翌日以降
栄サービスセンター隣(栄駅南西改札口前)にある交通局お忘れ物取扱所に集められます。
届けられた日の翌日が土、日、休日の場合は、休み明けの午後5時ごろにお忘れ物取扱所に届きます。
交通局お忘れ物取扱所
TEL: 052-959-3847
受付時間
9:00~20:00
※12月31日、1月3日は10:00~17:00
※1月1日、1月2日は休み
東山線からくる場合は、ホーム中央付近の階段またはエスカレーターから中改札口へ向かいます。中改札口付近の階段を下りて、南西改札口フロアへ。

名城線からの場合は、ホーム中央の南西改札口連絡通路から南西改札口フロアへ上がります。

金山方面ホーム(3番線)の先頭、または市役所方面ホーム(4番線)最後部の階段を上って南改札口に出ます。南改札口から階段を上がって左が「名古屋市交通局お忘れ物取扱所」です。
問い合わせして、忘れ物が見つかったらどうする?
無事に忘れ物が見つかったら、次は受け取りの手続きです。
鉄道会社によって、受け取りに必要なものや保管期間が異なる場合があります。
やっと見つかった忘れ物をスムーズに受け取るために、事前に確認しておきましょう。
受け取りに必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
- 保管場所までの交通費
名古屋市交通局のお忘れ物取扱所(栄)へ受取りに行く際は、市バス乗車証、地下鉄乗車証を出してもらえるので、問い合わせてみてください。
保管期間とその後の流れ
忘れ物は、鉄道会社ごとに定められた期間中、各社の忘れ物センターや駅構内で保管されます。保管期間はおおむね1~2週間から最長3か月程度で、その後は警察署へ引き渡されます。
忘れ物を受け取るには、保管場所まで直接取りに行くのが基本です。ただし、遠方に住んでいる場合や、すぐに行けない事情がある場合は、着払いで郵送してもらえることもあります。
ただし、以下の点にご注意ください:
- 送付できない物品もあるため、事前に確認が必要です。
- 郵送を希望する場合は、本人確認書類のコピーや、所定の手続き書類の提出が求められることがあります。
なるべく早めに連絡し、保管状況や対応方法を確認しておくと安心です。
代理人による受け取りは可能?
代理人による受け取りは可能ですが、委任状の提出、公的証明書(運転免許証や健康保険証など)の提示が求められますので、各鉄道会社に問い合わせの際に確認しておく必要があります。
名古屋エリアの鉄道別 忘れ物問い合わせ先一覧表(まとめ)
名古屋の電車で忘れ物をしたら、まずは乗った路線(名鉄・JR・地下鉄)に連絡を。
時間や場所、持ち物の特徴を伝えると、スムーズに対応してもらえます。

忘れ物の種類によって保管場所や対応が違うので、早めの行動がカギです。
いざというとき、この記事が少しでもお役に立てばうれしいです!
\ 忘れ物対策には「MAMORIO」などのスマートタグもおすすめ!/
電車に乗る機会が多い方は、こうしたアイテムで事前に備えておくと安心です!